集団的自衛権について元自衛官として…

集団的自衛権について、色々と議論されています。ネットを見ても賛否両論あります。

元自衛官として、私の態度を表明しておきます。

集団的自衛権には私は断固反対の立場です。安倍政権は「憲法9条の改正」等と言っていますが、憲法9条ほど素晴らしい条文を持った憲法は類を見ません。

では、何故自衛隊が合憲なのかと言うと、その根拠は一般に憲法13条に求められます。

ところで、自衛隊は憲法だけではなくて、自衛隊法と言う法律によっても規制されています。その第52条に以下の条文があります。

隊員は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身をきたえ、技能をみがき、強い責任感をもつて専心その職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に努め、もつて国民の負託にこたえることを期するものとする。

これは「服務の本旨」と言います。自衛隊員(≠自衛官)になった時に辞令交付の時に「隊員は」の部分を「私は」と読み替えて「服務の宣誓」を行います。つまり、全ての自衛隊員は「わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し」ている訳です。

それは除隊をした私であっても、尚同じ気持ちはあります。

私の事はさておき、重要なのは自衛隊の使命とは「わが国の平和と独立を守る」事にこそあります。ですから、自衛隊は専守防衛に徹しており、先制攻撃を行う事はありません。

集団的自衛権は「同盟国が、ある国の攻撃を受けた場合、攻撃している国を日本が攻撃できる」と言うものですから、明らかに自衛隊の存続意義とは異なったものです。日本が武力攻撃を受けていないにも関わらず、同盟国の敵国を先制攻撃するとを可能たらしめ、専守防衛からも、「わが国の平和と独立」とも全く関係ありません。

繰り返しになりますが、自衛隊はわが国の平和と独立を守る為に存在しており、自衛隊員が他国の為に血を流す等と言う想定は全くしていません。

どうして他国の為に自衛隊員が血を流し命を落とす必要があるのでしょうか?憲法9条の素晴らしい理念を改正してまで集団的自衛権と言うものは必要なのでしょうか?

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